地元の西鉄バスを中心に、いろいろな地域のバス路線風景を記録しています。西鉄以外の地域にもすぐ行きたくなるので、どこかで「九州路線バスの旅」とでも改名しようかと検討中ですが、西鉄バス中心に回帰しようという気持ちもあります。雑誌「秘境路線バスをゆく」に寄稿させていただきました。

2016年03月29日

天神証券ビル前


「天神証券ビル前」。
日本語のややこしさのひとつに、単語を連ねて組織など固有名詞を作る際に、
その関係性は推測せねばならない、というのがあるのかないのかはともかくとしてw

私、九州大学文学部哲学科美学美術史専攻でして、
九州大学という大学の、文学部の、哲学科の、美学「及び」美術史を学ぶ研究室におりましたが、
こういう学問をご存じなければ、哲学と「科美学」と美術史を学んでもよいわけで、
美学と美術史でなく、哲学と科美学と美術の歴史を学んでもよいのです。

中国語も基本的には漢字相互の関係性を慣例で推し量る文法なので、
安全協力とか微妙な漢字を並べてみると、協力を安全にするのか、安全に協力するのか、
安全協の力なのかは文法上の根拠は何もなく、意味から考えるしかありません。

話がおかしな方向に逸れて戻ってきませんが、
天神証券という会社も、天神証券ビルというビルもここには存在せず、
これは天神+福岡証券ビルを簡略化してこういう通称にしているだけで、
他にも大丸は正式には博多大丸福岡天神店ですので、
「天神博多大丸福岡天神前」なんて、正確さを期すと逆に混乱をもたらすから、
通称によってなんとかのその位置関係をイメージさせた方が、
所詮名所なんてものは記号なんだから機能性を高めることになるのではと、
さあ今度はどこまで読点をつけずに文章を続けるかに力点が移ったようで、
主語と述語の関係を混濁させたまま一文をウヤムヤに終えます。

バスに乗っていると、「天神に行きますか?」と聞く人をまま見かけますが、
どこまでを天神と称して怒られないのだろう、とは昔からよく考えます。
私の中では、パルコに行きたい場合に、警固神社三越前で降ろされたら、
それはもう「天神じゃねぇ!」って文句の一つも言いたくなるのです。
行きたい場所が旧ショッパーズやマツヤレディスだったら尚更です。

こういう固有名詞も、これから伝わらない人が増えていくんでしょうね。
マツヤレディスってのは、いまのミーナ天神ですからねw
怒るのは、警固神社前に三越前も天神もついていなかった時代を知るから、
という理由だけではない気がします。どうでしょう。
繁華街における徒歩許容距離の地域性、
なんてテーマで、誰か研究してくれませんかね。



福岡証券取引所があるのは福岡証券ビルなので、そこは混乱せずに済みます。



ここも天神なのですが、天神にしか行けない時刻表なのです。
すなわちここでバスを待つ必要は殆ど生じようがなく、
実質的には天神明治通り降車場みたいなもんなのですが、
ちゃんとベンチも準備されてまして、ちょっと座るのに便利です。使い方間違ってます。



バス停位置の設定がそうである、というだけで、
博多駅方面のバスは福岡銀行本店前から乗れますし、
県庁方面のバスは交差点を渡って、大和証券前から大量に出ています。
ただ、そういう相互の乗り場案内が、いまひとつ足りていない気もしますね。
集積地でどうバスを分散して、どう系統や乗り場を明確にするか、難しい話です。



この日は、FFGホールにて、
ピアノ岡直美さんとウィハン弦楽四重奏のクインテットを聴かせていただきました。






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この記事へのコメント
コメントしたい内容が多く含まれている記事です。2つだけコメントしますネ。長くなりますが。

①「TENJIN SHOKEN-BIRU MAE」というローマ字表記。
これを見た時、東京モノレールの「流通センター」駅の過去の駅名表記を想い出しました。「RYUTSU SENTA」となっていました。(2つのUとAの上に横棒あり)
駅名などの日本語をローマ字でどう表示するかは、いろいろな考え方があるでしょう。要は、その駅名を耳で聞いた外国人が、表示されている文字を見て、一致していると認識することが重要でしょうから、「前」を「MAE」と表記するのはよいでしょう。
でも「ビル」を「BIRU」と表記するのは、いかがなものでしょうか。
「センター」などは、そもそも英語そのままの音をその音に近い仮名で表記しているものです。最近では「CENTER」と英語そのままの表記をしているものが多いと思います。(モノレールの表記が現在どうなっているのかは知りません)
ただ、「ビル」というのは、日本独特の略し方で略されていますから、ローマ字でどう表記すべきか、難しいですね。「コンビニ」を「KONBINI」と表記するかどうかというようなことです。

②「天神証券ビル」という日本語表記。
この部分を読んで思い出したのは、30年以上前、「ムーンライト号」が走り出して間もない頃、大阪から乗って福岡まで帰った時のことです。天神に着く前のテープの女声アナウンス。「まもなく福岡天神、福岡天神です。」
「それは発音のしかたが違うやろ。そんな名前の天神様はないぞ!」と心の中で叫びました。ちなみにその時のバスは阪急バスでしたから、そのような発音になったのでしょう。阪急には「長岡天神」駅もありますし。
電車の駅名が、「西鉄福岡」から、「西鉄福岡(天神)」に変わったのは、それから10年くらい経ってからだったと思いますが、「天神」をカッコ付きにしたことは、絶妙の処置、というか、苦肉の策だったのではないかと、常々考えています。行先表示や案内ででは「西鉄」は省略しますから、「福岡(天神)」とせざるを得ないわけです。「大阪難波」のようなわけにはいかないのです。
バス停についても、カッコを使ったり、中点(・)を使ったりすると曖昧さが少なくなるでしょうが、そもそもバス停はあまり全国区の名称でもなく、よく使う人だけがわかっていればよいことなので、曖昧なままで構わない、ということなのでしょうね。
Posted by Tokyo Chikushi at 2016年04月08日 11:46
コメントありがとうございます。阪急沿線桂出身のちょんびんです。
京都から引っ越してきましたので、イントネーションの違いはよく指摘され、
幼いころから意識して生きてきました。
長岡天神と同じイントネーションの福岡天神は、確かに違いますねw

福岡、というのがどこまでを指すのか、という印象が、
ひとりひとり違うのが難しいところだと思います。
天神大牟田線は、大きく考えれば、福岡県内しか走らないわけで、
東京や鹿児島と線路がつながる「博多」が地域名を冠しているのに、
県内完結のターミナルが福岡だと、
じゃあ久留米や大牟田は福岡ではないの?と思う人もいそうで。

バス停も、昨今は全国から検索できるようになってますので、
学校前や農協前が少数派となって、
西福岡高校下の西高下が、講倫館高校前でも倫高前にならないように、
名前が説明的で、冗長になる傾向にあります。

確かに私の最寄りの原などは、短すぎるゆえに、
検索すると原が付く地名全部拾いますので、
他との区別のしやすさを考えれば原本町のほうがよいのか、とか、
時代とともに求めらえるものも違っているように感じます。
Posted by ちょんびんちょんびん at 2016年04月10日 21:05
ローマ字表記の件では、私はどちかというと表音主義です。
ビルをBUILDINGと意訳しだすと、極端な話として、
高浜はHIGH SEASHOREなのかとか、森松はPINE WOODSなのかとか、
漢字も基本は表意文字ですので、その意味まで考えるのか、
という話になりかねません。

日本人は、防塁前とか曽根とか田代とかいう地名を、
意味を考えずに記号として音で認識している場合が殆どだと思いますので、
外国人も音認知の場合、天神はSHRINEではなくTENJINであるように、
福ビルはFUKUOKA BUILDINGではなくFUKUBIRUだと思うのです。
かといって、CITY HALLのように、英語としての用途自体微妙だからといって、
SITII HORUが正しいのかと問われると、自信は揺らぎますがw
Posted by ちょんびんちょんびん at 2016年04月10日 21:14
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