2013年12月23日
塩浜口
大石下から、まっすぐな道を海側に歩いて、
植え込みの美しい交差点。
海はすぐそばなんですが、
地形的に海岸線の側に高台があり、その奥に平地があるので、
海水浴場の看板はあれど海は見えません。
神湊の方へ進む道、橋を渡ります。
「塩浜口」です。
名前が表しているように、この一帯、もとは塩田があった場所です。
塩浜あたりは典型的な干拓地系だよなぁ、と思っていましたが、
最近行動範囲を広げてみると、熊本の小川や鏡、嘉島あたりも、
ここは新しく出来た土地なんだろうなあ、と想像できる場所が多く、面白いです。
そういえば糸島の初~加布羅も、作出という地名もあるくらいで、
もとは海だったものを耕地にしているわけですから、
意識してみれば、どこかしこ昔の人の土地への情熱が感じられます。
志摩町というくらいで、もとは前原地域とは海で隔たれた島だったのでしょうし、
初も「波津」に通じる名前ですから、周船寺などと同じく、
もとは海際地形からきた名前だろうと思います。
福岡市内だって、草香江や荒江、片江まで海が入り込んでいたからこそ、
「江」の字があてられているのですし。
100年後の人が見たら、百道浜や那の津、どのような思いを抱くのでしょうか。
という記事を、いつ書いたのかは定かではないのですが、
なぜか投稿しないまま2年以上放置していたようです。
どうして下書きのままになっていたのか、それすら判明しませんが、
今回の大掃除によって、やっと陽の目を見ます。
Posted by ちょんびん at 00:02
│宗像