地元の西鉄バスを中心に、いろいろな地域のバス路線風景を記録しています。西鉄以外の地域にもすぐ行きたくなるので、どこかで「九州路線バスの旅」とでも改名しようかと検討中ですが、西鉄バス中心に回帰しようという気持ちもあります。雑誌「秘境路線バスをゆく」に寄稿させていただきました。

2010年06月16日

菊池産交


ふだんの生活では、西鉄一社独占状態に慣れていますので、
同じ場所に複数のターミナルがある姿には、とても違和感を覚えます。
でも、どちらかというと一社ほぼ独占の福岡市内のほうが特殊なのであって、
熊本でも佐賀でも長崎でも、中心のターミナルには複数のバス会社が乗り入れています。

とはいっても、このバス斜陽時代、
同一路線を複数の事業者が分担してるような路線は、どんどん少なくなっています。
島原のように、雲仙や小浜に別々のターミナルがあった場所でも、
現在は県営が撤退してしまい、島鉄だけになっていますし。
両方が走っていた時代は、バス選択や乗換が面倒だと思っていたのですが、
いざ片側のターミナルがなくなってしまうと、一抹の寂しさを感じます。



ここ菊池産交も、営業所としての機能はすでに廃止されており、
郊外路線からの撤退と共に、建物は封鎖されて、入ることはできません。
けれども廃止から3年半が経過した今でも、中を覗くと時刻表や運賃表が残っており、
四丁分・竜門ダムや渓谷へ路線が延びていた時代を覗うことができます。

現在も竜門ダムや菊池渓谷、鞠智城へは観光用の乗合タクシーが運行されており、
休日だけですが、路線バスとそれほど変わらない金額で行くことができますが、
途中には停まりませんし、予約のために電話する必要がありますし、
ここ菊池産交ではなく、電鉄の菊池プラザから発車します。
そんな菊池産交は、交差点を挟んで斜向かいの位置にあります。
こちらは次の記事に分けて書こうと思います。

菊池神社や渓谷、鞠智城に菊池温泉と観光地が揃っていて、
産交と電鉄、ふたつのターミナルがあった菊池ですが、
産交の営業所は廃止になり、電鉄も電車は来なくなって久しいです。
それでもなんとか大津~山鹿間が、産交と電鉄の共有路線として残っていますが、
これは以前JRバスだったのを引き継いでいる路線というのは、なんとも皮肉です。



構内には立ち入り禁止エリアに紐が張られているのですが、
その支柱として、廃止になったバス停が使われています。
廃止当時の時刻表がまだ残っているものもあり、なんとなく悲しくなります。
物すべてに魂が宿るとは思っていませんが、
廃止されたバス路線は、設備も撤去して処分されてこそ成仏するように思います。



それでもまだここは、廃止前に乗りに来ましたので、
私個人はあまり想いを残すことなく、お疲れ様と感じることができます。
産交単独路線として残っている、大林や矢護川を記録しておかなければとも思います。
湯舟入口の待合所も好きです。


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Posted by ちょんびん at 07:07│Comments(0)産交バス
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