2010年06月15日
中田港
天草、旧新和町の「中田港」です。
牛深港を見た後に訪問したので、その規模や性質の違いが顕著で、面白かったです。
水産物の加工を仕事にしてますが、日常生活に船は全く関係がありません。
港というと観光目的で島に行く際にしか訪れませんが、
ここでは、航路は道路の延長みたいなもんで、ただそれが陸地ではなく、
船という媒介によるという違いしかなく、交通手段として当然のものなのでしょう。
切符を販売する施設のほかに、資料館などもありますが、
人の暮らしている様子はまったく見えません。
本当に、船に乗り込むためだけに立ち寄る場所のようで、
一日の航送がすでに終わった夕暮れ、辺りは静まり返っています。
前の道路を走り抜ける車さえまばらです。
バス停から横断歩道を渡ると、
ただ船に乗り込むための、最低限の設備があるだけです。
口蹄疫の影響で、消毒用のマットがあります。
この日福岡で借りた車は、なぜか宮崎ナンバーでした。
不要不急の観光に来ている迷惑な訪問者に見えたことでしょう。
港に着いた車のためだけに、道路案内の看板が掲げられています。
船も車もいないときに見たからでしょうが、違和感があって印象に残りました。
Posted by ちょんびん at 07:07
│産交バス