ほぼ西鉄バスの旅

「姪浜駅南口」です。降車場は西側にあります。



駅前を設計するときには、とりあえずオブジェを作って、
現代彫刻家に経済的援助をするのが行政の基本方針です。
なければないで、殺風景に感じるもんなんですかね。
アタリと思えるものになかなか出会えないのですが。



野方界隈と姪浜を結ぶ路線は、
姪浜駅南口を挟んでの連続運行のものが多く、よく遅れてきます。
それでも、バスが到着すると多くの人が乗車口に殺到します。
バスに乗り込むとき、並ばないのが福岡スタンダードらしいですが、
あんまり整列を誘導されてないから、ってのもあると思うんですよね。
バス停で順に並ばないといけないって感覚自体がないですから。

姪浜駅南口くらい広いスペースがあるなら、
「1」「1-2」「1-4」「1-5」「97」って感じで区分をちゃんとして、
床に線でも引いておけば、それに並ぶと思うんですよ。
別に反逆しようって基本気質が博多人にあるわけでもなく。
天神BCや博多BTでも、線のあるところにはちゃんと列ができてますし。

それが博多駅前Aのりばのように、
発着する系統が多すぎて、区分できないと、
みんなが好き勝手に乗り込もうとするわけです。
私個人的には、だからどうにか改善なんて意見は全くなく、
バスの運転士の走りや視線などを見ながら、
乗車口がどのへんで停まるか予想するのも楽しみのひとつ、
くらいのことを考えています。



天神発着の一般路線は壊滅してしまった昭和バスですが、
九大学研都市からの通学路線は大当たりで、
ここからマリノアまでの路線もよく乗ってます。
バス路線が、それ自体でやれることももちろんあるでしょうが、
新施設などの外的要因で、バスは繁栄も衰退もするんだと感じます。
博多～新八代間の新幹線開業が、さてどんなインパクトになりますやら。

すくなくとも姪浜までの地下鉄開業と、筑肥線の複線電化は、
前原～福岡の昭和バスには大ダメージだったわけですよ。
でも現在は、都市高速の延伸によって、
前原や唐津への直達バスは非常に好評なようで。
時と共に、栄枯盛衰もまた流れてゆきます。