町
黒崎団地の記事中で、ちょっとだけ触れた「町」バス停です。
久留米~羽犬塚を荒木経由で結ぶ「55」のみが経由しますので、1日4往復です。
西鉄沿線の「町」を代表する名前がこういう鄙びたところにあるのがとてもよいです。
一文字のバス停自体が珍しいのですが、
「町」という味わいのあるバス停の羽犬塚側も「流」という一文字です。
福岡市内で一文字バス停ドコがあったっけ?と考えてみたところ、
最初に思いついたのが「堤」。それから「谷」。
しばらく「原」のことを忘れてました。毎週バスに乗ってるんですけどね。
集落名が筑後市西牟田の「町」なんです。
行政区分は羽犬塚側の「筑後市西牟田」なんですが、
このへんが「久留米絣(がすり)」の生産の中心です。
写真の醤油屋さんなど、土間があって三和土(たたき)があって、
上がり框が広く取ってあったり、広い縁台があったり、
最近は一部の呉服屋さんなんかでしか見ないような構造の旧家が散見されます。
バス停の横には、「真光寺駐車場」と大書されたブロック塀があります。
昔「55」の終着点だった上荒木の「横小路」前には「浄光寺」がありますし、
「横小路」~「町」間には、「十連寺」「清導寺」「寛元寺」とバス停にも寺が続きます。
羽犬塚まで近いので、久留米から来てバスを降りると、
1時間以内に折返しのバスがやってきます。
バスで訪問して「町」と隣の「流」を散策するにはちょうどいい時間設定だと思います。
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