わたしが初めて後藤寺を訪れた時から、ずっと威容を誇るバスセンター。
最初に後藤寺に行った時は、行きは国鉄後藤寺線、帰りは八木山空港経由でした。
田川後藤寺駅88周年の記念切符を買いました。
ということは、何年前だか計算できるはずですが、面倒なのでやめときましょう。
初めて見る香春岳や船尾の風景に圧倒されたことは、今でも覚えています。
当時はまだ「しょうけ越」とかあった時代ですし、八木山バイパスなんて当然ありませんし、
豊前坊にも直方にも後藤寺から直通で行けた時代です。
そういう意味では、路線は絶えず動いています。直行なんてできてますし。
移り変わる景色を頭の中だけでは残しておけないので、
デジタル画像として保存して記憶を補完しようというのが、このブログのコンセプトなのですが、
地方の中心ターミナルは、長く風格を持ち続けつつ、すこしずつ荒廃もしています。
天神博多行きの特急、急行が一番の頻発路線でありますが、
平日2往復だけの坂谷行きが専用の乗り場番号を与えられていたり、
過去の繁栄を推測させる、余白の多い、不自然に曲がる路線図があったり。
桜町で曲がってますので、そのまま直進して宮床とか行くのは金田循環かと。
でも飯塚オートレースなんてのも、けっこう存在感をもってます。
芦屋競艇の場外、ボートピア勝山へも無料バスが走っていて、ちゃんと専用の幕があります。
田川後藤寺駅は商店街を抜けて、目と鼻の先です。
添田方向、というと「10」と「18」が両方向に添田行きとして走ってますので、
逆にややこしくなるのかな。川崎方向です。
後藤寺から西鉄後藤寺の間は、特急バスの回送も多いので、
本当に頻繁にバスと出会います。
西鉄後藤寺までのバスも多いですし。
「1」金田平原団地と「3」真岡は連続運行ですので、
バスセンターを東から南へ回り込むように、1周する楽しみがあります。
直行バスでも味わえるんですけど、やはり地元の路線バスのほうが有難みがある気がします。
西鉄後藤寺からやってきたバスが、バスセンターに入っていくところです。
バスセンターから出発したバスが、糸田方向へ走り去って行きます。「3」です。
駅側には、タクシーの営業所が並んでまして、
すでに私のことを認知してしまっている運転手さんがおられます。
うろうろしながら写真を撮っていると、「あんたこの前もおったね」と話しかけられたり。
中の案内所のおっちゃんは、私が路線表を撮っていたら、時刻表のコピーをくれました。
天神からやってきたバスと、これから砂津に向かうバス。
進入禁止の看板は、西鉄の旧ロゴマークが残ってます。
後藤寺、半日くらいずっと滞在していたい場所です。
家にいるときはそんなこと思うんですけど、現地ではすぐまた放浪したくなります。貧乏性です。