上白水十丁目

ちょんびん

2010年02月03日 07:07


十丁目、というのがちょっと印象に残る、「上白水十丁目」
ひとつの区分名を10まで使うってことは、
かなり大きなエリアが同じ名前で呼ばれてた名残だと思います。

そういえば大野城市の「南ケ丘」も、終着点だったころは「十丁目」でした。
西鉄HPの時刻表で「南ヶ丘」と検索しても、
「南ヶ丘を含むバス停はありません」と突っぱねられます(苦笑)
「ケ」、小さくないんですよね、西鉄のバス停も、大野城市の正式表記も。

西鉄の検索には、ぜひどっちでも検出できるようにしてもらいたいものです。
行政の正式名称に合わせて何が悪い、と反論されるかもしれませんが、
ならば同じ大野城市の「畑坂(はたがさか)」バス停周辺も、正式表記は「畑ケ坂」です。
こちらも「ケ」が大きいですが、バス停には小さな「ヶ」すら付いていません。



と、上白水から話題が離れてしまいました。すいません。
近くにはまだ畑など緑も残っていて、博多南駅からも遠くないですし、
生活環境としてよさそうなところです。

私は自宅から筑紫野や太宰府に向かう際、
道善交差点から大土居交差点への道はよく使うのですが、
上白水十丁目あたりにあまり縁がありません。
実際下中原や天神山のあたりは郊外店舗が集中していて、
車で通過する人を当て込んでいるのを感じるのに対して、
このあたりはあまり目立つ店舗がありません。

いろいろなバス停についてブログに載せるようになってから、
バス停周囲の風景とその沿革について想像することが多くなりましたが、
どうやって人の流れが形成されるのか、ってのは原因となる要素が多くて、
なかなか簡潔にまとまるものではないなぁ、と強く感じます。



ここは春日市上白水ですが、弥永団地は福岡市で、博多南駅より西は那珂川町。
すこし東に移動して、昇町から前述の大土居を通って南に進むと、
最初に話題にした大野城市の南ケ丘を通過して、大佐野はもう太宰府市。
都府楼のほうに走ると、JRの太宰府信号場をくぐった先は、
ちょっとだけ筑紫野市域に入ります。
行政区分の密集したところって、それぞれが市区町村の中心に向かって道路を作りたがるのか、
交差点の接続が複雑になる傾向があるように感じます。ただの偏見かもしれませんけど。

ちなみに大野城市は南ケ丘だけでなく、「がおか」は全部「ケ丘」と大文字なので、
「南ケ丘」を過ぎて次の信号も「みどりケ丘」ですが、
太宰府市に入ってすぐ、大佐野郵便局の近くにある交差点は「長ヶ峰」と、
あっさり「ヶ」が小さくなるのが愉快です。私だけですかw

この長ヶ峰の交差点からは、福農前を通って大佐野交差点までの道が整備される前、
大佐野と大佐野南交差点の間の信号を通って、
杉塚(ここはもう筑紫野市)へつながる旧道が延びていたはずなんですが、
区画整理によって跡形もなくなってしまっています。

先日、soramameさんが、コミュニティバスの乗り継ぎについて書かれていましたが、
基本的に行政区分の境界を越えないコミュニティバスが、
すこし歩く必要があるにせよ、無理なく乗り継げるということは、
各市町の境界ぎりぎりまで宅地開発がおこなわれている証拠だと思います。
そのわりに西鉄バスの路線が発展できてないのが残念でなりません。

内容は完全に逸脱しましたが、題名にも書いている通り、
この記事に掲載している写真はすべて、
「上白水十丁目」バス停付近のものです。念のため。

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