浅子教会前

ちょんびん

2010年06月25日 21:45


旅にはロマンが必要です、と大層なものではないのですが、
平日にしか走らないバス路線となると、それだけで行ってみる価値があるように感じて、
どんな場所かも知らないくせに、来てしまいました、佐々。

「浅子教会前」平日朝昼夕の3往復のみ、
土日は走らない路線に乗ります。



途中、臼の浦港あたりでは湾の堤防沿いを走り、
浅子の中心集落を過ぎると、港に出るために丘を越えます。
そして終着が、「浅子港」ではなく「教会前」なのもまたよいではないですか。
って、共感していただけない方が世間の大多数であることは理解したうえで、
なんとなくわかるって方とよりたくさん出会うため、このブログを書いておりますw



折返し待機時間は1分(笑)
着発(着時刻と発時刻が同じ)でないだけでも、よしとしましょう。
教会前で待っている乗客も1人おられたので、
運転士さんに「帰りもお世話になります」と一言残して、急いで写真を撮ります。

目の前は海で、これまで訪問したどの終着点よりも広々としています。
けれども、その広さが表現できるような、引きの画が撮れるほど遠くまで行く余裕はなく、
バスの周囲をひとまわりするのが精一杯でした。



バスは保育園の右脇を抜けて、また佐々バスセンターに戻ります。



バス停名の教会は、すこし奥に佇んでいるもののようです。
あまり目立つ建物ではなく、屋根の十字架でのみ、あれだろうと推測できます。
平戸と長崎をつなぐ海沿い、ここに教会が建てられた意味、
江戸時代のキリスト教に対する迫害の過去、
学校で習った以上の知識は持ち合わせていませんが、
この教会がこれまで過ごしてきたであろう歴史に想いを馳せつつ、短い滞在は終わりです。

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