高森峠
阿蘇の外輪山を越える、「高森峠」です。
バス停上の斜面に、さらに山上を走る峠道が見えますが、
トンネル手前から左に曲がる旧道は、車が通れるような道幅でもなく、
ロープも張られていて、進むことができません。
この上に、旧高森トンネルなんてのもあるはずなので、
機会があれば登ってみたいところなんですが、
今の季節、マムシやら何やら出てくるかもしれませんので、自粛。
高森の駅からはかなり高低差のある峠なのですが、
トンネルを抜けても、この先も熊本県です。蘇陽町です。
宮崎県に到達するのに国道325号を走ると、
高千穂の手前でまた高森町内に戻ります。
このへんの境界線の引き方、とても複雑です。
旧道は下り方向はまだ機能していて、沿道に桜並木が整備されており、
高低差のせいで上と下の開花時期がずれるため、
花が長い期間楽しめる場所として有名です。
新道に沿ってすこし下ると、
駐車スペースのあるあたりから、眺望が開けます。
高森の中心部と、阿蘇五岳をゆっくりと眺めます。
聞いてみなかったのですが、たぶん高森町民バスはフリーバスなので、
バス停から少し離れたこのあたりでも、手を上げれば停まってくれるはずです。
初めてここを通った大学生のとき、福岡から延岡まで夜行バスで行き、
高千穂鉄道から乗り換えてバスで来ました。
トンネルを抜けて阿蘇とまわりの平地が見えたときに、息を飲んだのを覚えています。
それ以来高森峠は好きな場所なんですが、
高森のバス路線がこんなふうになってるとはノーチェックでした。
天気のいい日にぜひ乗ってもらいたい区間です。
関連記事