広川役場前

ちょんびん

2011年11月12日 17:17


平日休みを手に入れて、「広川役場前」へ。



上広川線、中広川線、下広川線と3方向への路線ができていて、
中広川と下広川は、平日にしか乗れません。



しかも、運賃体系が妙なことになっていて、
遠くまで現金で乗ると500円近く取られるような区間があるのに、
回数券を使うと、広川町内どこまで乗っても150円です。
この回数券って、広川町内専用のものではなく、堀川バス共通で使えるものです。
ならばとりあえず、今回は3枚しか使う予定がなくても、買っておこうかと思わせられます。
つまりは、1回きりの利用ではなく、何回も利用してもらうための施策なのでしょう。

先日阿蘇に行った際、通学にバスを使う高校生が減ったと、
とある運転士さんが嘆いておられました。
バスの運賃が1回500円として、往復1000円。
産交の通学定期は50%引きなので、月15000円。
郊外だと車で20分くらいの距離でもこのくらい取られますから、
ならば母親が毎日送ろうか、って気にもなりますわね。

これが距離が遠くても、200円で定額だったら、乗る人がでるかも。
そういう人が3人現れれば、結果的に収入も増える、
というのがその運転士さんの理論でした。
採算性も確かにそうですし、バスは走ってるのに乗った経験がないとか、
バスが無人で走ってることに何も感じないとか、
バスが特別な人のためだけの乗り物と化してしまうことを防ぐ意味でも、
なんかとりあえずバスに乗ってみようと思う契機になることは大事だと思います。
鳥栖がやっているように、年に1日だけタダってのも魅力的です。



広川町の中心部、



役場の前にバス停。



向かいに飲み屋、消防署、武道場。



農業倉庫の先には、



農協のスーパーがありますが、大きな駐車場があって、
殆どの人は車で来るわけですよ。
荷物を持ち帰るのには、バスよりずっと便利ですから。

ということは、バスに乗ってもらうことが本当に必要ならば、
買った商品を宅配するサービスとかとセットで設定されないと、
いくらバスが安くなっても、本数が多くても、やっぱり乗客は増えないのでは。
郊外のバスが好きなので、いくらかでも維持するために、
自分から何か積極的に動かないといけないのかな、と思う今日この頃です。

それはさておき、本日から午後分は堀川が続きます。

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