レーヨン前のネタばらし
宮崎交通、延岡駅からバスで数分の、
「レーヨン前」。
延岡市より南からの路線、ロックタウン日向などから来るものは、
延岡の市街地中心より北にも直行できるよう、
駅より先のここが終点となっています。
終点となったバスは、先の旭化成工場内で転回するようで、
工場からバスが出てくる光景も見られます。
祝子川や今山ニュータウン、桜ヶ丘からの路線は、
スーパーと工場の間を抜けていきますので、
国道を直通するものとの、分岐点にもなっています。
この工場がレーヨンを生産しているので、「レーヨン前」です。
レーヨンは、絹に似た性質を持つ再生繊維のため、
人造絹糸を略して、人絹(じんけん)と呼ばれていたこともあります。
光沢と綿という単語を組み合わせて作った複合語で、
つまりは光る糸、という意味です。
延岡駅側には、今はすでに列車が走ることもない、鉄道の高架橋。
2005年の水害によって壊滅的な被害を受け、
そのまま廃止となった、高千穂鉄道のものです。
隣のバス停は、「中川原町一丁目」。
祝子川の現在の流れからは離れていますが、
川原という地名があるので、近くに支流でも流れていたのかもしれません。
真実というほど大仰なものでもありませんが、
先日の記事よりは、嘘の少ないものとなっております。
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