2011年02月15日
足ヶ迫
日田市北部の山里に、1往復だけ走るバス。
山深いわけでもなく、平凡な田園風景なのですが、
そこに佇む待合所には、圧倒的な存在感があります。
「足ヶ迫」。
バスは窓がくもっていて、中がよく見えませんでしたが、
女子高生など、多くの乗客がいるようでした。
廃止の話も持ち上がっているようなんですが、
通学需要はこのエリアからではないのでしょうか。
路線バスが通過するまで、日田側で待っている白いバスがあり、
通過を見届けると、徐にこちらへ向かってやってきて、
待合所の向こう側で方向転換して、小学生を乗せて去っていきます。
路線バスがやってくる前に、小学生が3人連れ立って、
待合所に入っていったので、ああバスが通学に利用されているんだ、
と嬉しくなったのですが、路線バスは顧みることなく通過しました。
小学生のほうも勝手知ったるもので、
路線バスが通過するのを見届けてから、のんびりと出てきて、
道路の反対側に待機します。
せっかくの1便の路線バスなんだから、それで通おうよと思いますが、
補助金とか、安全確保とか、いろいろな要素があって、
なかなかそれもままならないのは、ここに限ったことでもないのです。
Posted by ちょんびん at 23:57
│大分交通