2011年07月12日
千々
茂木から千々への道は、まず立石から白岩のあたりで海沿いを走り、
すこしずつ高さを稼いで、大崎のあたりでは、斜面の中腹を走り、
南校下を過ぎると、千々の集落が見えてきて、ここからはまた下りになります。
終点の「千々」に到着して、
バスはそのまま前に向かって走り出したので、
この先に転回スペースがあるのかな、と思った矢先、
脇の細道を使って、徐に方向転換を始めます。
バス待合室の前は、道幅が多少広くなっているので、
発車までの時間、ここでそのまま待機するのか、と一人合点したら、
バス停前を減速することなく走り抜けていってしまいました。
あとから、帰りのバスで見たら、それほど遠くない場所に待機場がありました。
30分ほど時間があるので、集落の中を散策してみます。
バス停の向かい側には、枇杷の木が茂っています。
川から平地がなく、そのまま斜面になる地形。
数分歩くと、すぐ河口に着きました。
橋の袂には酒屋の建物がありましたが、
商いはされていないようでした。
小さな浦の漁師町を想像していましたが、
停泊できそうな港もなく、当然ながら船もありませんでした。
ということは、ここに住みついた人は、
枇杷の栽培など農業を、もともと主眼に置いていたということでしょうか。
一応、地図には海水浴場と書いてありますが、
観光客が集まって賑わうほどの砂浜の規模でもないですし。
酒屋の建物からおばちゃんが出てきて、少し話しました。
この先、釣りに来る人がけっこういるそうです。
自己責任で進んでください、という看板が道端に立っていました。
バス停に戻ると、ちょうど待機場からバスがやってくるところでした。
このあと茂木方面に向かうため、最初に見た方向転換を、また繰り返します。
Posted by ちょんびん at 17:17
│長崎バス