2017年11月11日
伊良原ダム廃止路線完全復活祭まとめ
もともとは、マニアのオフ会がきっかけだったのです。
犀川から帆柱登山口まで、かつては西鉄バスの路線があり、
ある時期は「パジェロバス」なるものも走っていました。
路線は廃止になって久しいのですが、このたび「伊良原ダム」の建設が完了し、
湛水が始まることで元のバス路線道路は周辺の集落とともに水没することに。
県のダム建設事務所から許可をいただいて、マニア25名ほどを乗せたバスが、
一般車両通行止めになった道路を走ったのが、2017年の3月。
個人的にはとても昔のことのようにも思えますが、今年の春なんですよね。
http://nishitetsu.yoka-yoka.jp/e1986944.html
東京のウェブメディア「デイリーポータルZ」さんから取材もいただくなど、
西鉄バス廃止路線完全復活祭が3回目にして円熟期を迎えたと感じました。
その時に同行いただいた上伊良原の方が話されたのでしょうか、
ダムの底に沈む道を我々がバスで走ったことが、地元の人に知るところとなったのです。
ダム建設のため住み慣れた土地から移住しなければならなかった方々を中心に、
「私たちも最後の記念に思い出の地をバスで走りたい」
という声が上がったのは、まあ必然と言えるでしょう。
ということで、地元有志によるダムツアー実行委員会の方々に協力する形で、
砂津本陣會總本部がバス手配やダム関係者との交渉をさせていただきました。
地元の方やマニア総勢140人以上を乗せて、かつてのバス路線を辿ったのが、
2017年6月のとある日曜日。
天候にも恵まれて、皆さまの記憶に残るイベントができたと自負しております。
FBSさま、読売新聞社さま、西日本新聞社さまの取材もいただき、
マニア活動が地域貢献にも繋がるという、新たな展開をも期待させる日となりました。
前ふりが長くなりましたが、当日の模様を撮影した写真が、
やっとブログ掲載完了しましたので、一覧としてここにまとめ、
あらためて関係各位にお礼申し上げます。ありがとうございます。
この後すでに復活祭は第4回直方地区が開催され、
明日11月12日は第5回鳥栖地区の挙行を控えております。
当方の能力不足によりご報告が遅れておりますこと申し訳ありません。
ダムの底に沈む地域に、多くの人の暮らしがあったこと、
それが失われる際に、それぞれの人のさまざまな思いが交錯したこと、
その記憶の補完の一助となりましたら、何よりの喜びです。
行橋営業所出発:伊良原ダム西鉄バス完全復活祭
行橋駅前:伊良原ダム西鉄バス完全復活祭
伊良原ダムを下流側から
伊良原ダムの見学台から
おこぼう庵
上伊良原バス停
荒瀬橋にもバス停を
川久保
伊良原ダムの底を走る
新下伊良原代替地
伊良原大橋
尾行送迎バス
犀川から帆柱登山口まで、かつては西鉄バスの路線があり、
ある時期は「パジェロバス」なるものも走っていました。
路線は廃止になって久しいのですが、このたび「伊良原ダム」の建設が完了し、
湛水が始まることで元のバス路線道路は周辺の集落とともに水没することに。
県のダム建設事務所から許可をいただいて、マニア25名ほどを乗せたバスが、
一般車両通行止めになった道路を走ったのが、2017年の3月。
個人的にはとても昔のことのようにも思えますが、今年の春なんですよね。
http://nishitetsu.yoka-yoka.jp/e1986944.html
東京のウェブメディア「デイリーポータルZ」さんから取材もいただくなど、
西鉄バス廃止路線完全復活祭が3回目にして円熟期を迎えたと感じました。
その時に同行いただいた上伊良原の方が話されたのでしょうか、
ダムの底に沈む道を我々がバスで走ったことが、地元の人に知るところとなったのです。
ダム建設のため住み慣れた土地から移住しなければならなかった方々を中心に、
「私たちも最後の記念に思い出の地をバスで走りたい」
という声が上がったのは、まあ必然と言えるでしょう。
ということで、地元有志によるダムツアー実行委員会の方々に協力する形で、
砂津本陣會總本部がバス手配やダム関係者との交渉をさせていただきました。
地元の方やマニア総勢140人以上を乗せて、かつてのバス路線を辿ったのが、
2017年6月のとある日曜日。
天候にも恵まれて、皆さまの記憶に残るイベントができたと自負しております。
FBSさま、読売新聞社さま、西日本新聞社さまの取材もいただき、
マニア活動が地域貢献にも繋がるという、新たな展開をも期待させる日となりました。
前ふりが長くなりましたが、当日の模様を撮影した写真が、
やっとブログ掲載完了しましたので、一覧としてここにまとめ、
あらためて関係各位にお礼申し上げます。ありがとうございます。
この後すでに復活祭は第4回直方地区が開催され、
明日11月12日は第5回鳥栖地区の挙行を控えております。
当方の能力不足によりご報告が遅れておりますこと申し訳ありません。
ダムの底に沈む地域に、多くの人の暮らしがあったこと、
それが失われる際に、それぞれの人のさまざまな思いが交錯したこと、
その記憶の補完の一助となりましたら、何よりの喜びです。
行橋営業所出発:伊良原ダム西鉄バス完全復活祭
行橋駅前:伊良原ダム西鉄バス完全復活祭
伊良原ダムを下流側から
伊良原ダムの見学台から
おこぼう庵
上伊良原バス停
荒瀬橋にもバス停を
川久保
伊良原ダムの底を走る
新下伊良原代替地
伊良原大橋
尾行送迎バス
2017年04月05日
西鉄バス廃止路線完全復活祭 第三回京築伊良原ダム
西鉄バス廃止路線完全復活祭開催実績
第三回 旧京築交通 勝山行橋豊津犀川エリア 2017年3月12日(日)

車両 筑豊22か595 田川営業所116(虹バス)
主な撮影訪問地 伊良原ダム・崎山・蓑島・豊津支所など
西鉄バス廃止路線完全復活祭#3京築ローカル伊良原ダム編撮影地一覧
使用車両は前回と同じ「虹バス」田川116で、
参加者は前回よりも増え、立席が出るほどに。
今回は、デイリーポータルZさんの取材も。

道の駅いとだを出発し、新仲哀トンネルを抜け、勝山から行橋へ、
行橋沖の終点「蓑島」では、海岸沿いの隘路を走り、
本来虹バスが走るはずのない海際の風景も撮影できました。

昼食を物産直売所「国府の郷」で済ませてからは、
豊津支所を経由して、伊良原ダムへ。
まもなくダム湖の底に沈む、かつてのバス路線を辿り、
ダム工事の方や地元の方にも同行いただいて、
もう二度とバスが走ることのないだろう道を進みました。

帆柱小学校終点跡を経由したあと、地元の販売店である「おこぼう庵」では、
おいしいお米と惣菜をふるまっていただくというサプライズ。
ああ、塩むすびって、こんなにおいしかったっけ、という感動の味。
廃止路線完全復活祭が目指す、地域の方々との触れ合いも
充分に果たすことができました。また訪問したいと思います。
運転士さんは前回と同じ方。
私たちの変態ぷりも理解いただき、どこにどう止めようかなど、
マニアの欲求を満たす手段も把握いただいたようで、
撮影は常にスムーズに進みました。
そして特筆すべきは、その運転テクニック。
前回から感じていたのですが、狭い道でも最小限のハンドルさばきで、
事もなげに進んでいかれます。
移動中の快適さは、運転士さんの技に負うところが大きいです。
本当にありがとうございました。
砂津本陣會とは?
廃止路線完全復活祭とは?
第三回 旧京築交通 勝山行橋豊津犀川エリア 2017年3月12日(日)

車両 筑豊22か595 田川営業所116(虹バス)
主な撮影訪問地 伊良原ダム・崎山・蓑島・豊津支所など
西鉄バス廃止路線完全復活祭#3京築ローカル伊良原ダム編撮影地一覧
使用車両は前回と同じ「虹バス」田川116で、
参加者は前回よりも増え、立席が出るほどに。
今回は、デイリーポータルZさんの取材も。

道の駅いとだを出発し、新仲哀トンネルを抜け、勝山から行橋へ、
行橋沖の終点「蓑島」では、海岸沿いの隘路を走り、
本来虹バスが走るはずのない海際の風景も撮影できました。

昼食を物産直売所「国府の郷」で済ませてからは、
豊津支所を経由して、伊良原ダムへ。
まもなくダム湖の底に沈む、かつてのバス路線を辿り、
ダム工事の方や地元の方にも同行いただいて、
もう二度とバスが走ることのないだろう道を進みました。

帆柱小学校終点跡を経由したあと、地元の販売店である「おこぼう庵」では、
おいしいお米と惣菜をふるまっていただくというサプライズ。
ああ、塩むすびって、こんなにおいしかったっけ、という感動の味。
廃止路線完全復活祭が目指す、地域の方々との触れ合いも
充分に果たすことができました。また訪問したいと思います。
運転士さんは前回と同じ方。
私たちの変態ぷりも理解いただき、どこにどう止めようかなど、
マニアの欲求を満たす手段も把握いただいたようで、
撮影は常にスムーズに進みました。
そして特筆すべきは、その運転テクニック。
前回から感じていたのですが、狭い道でも最小限のハンドルさばきで、
事もなげに進んでいかれます。
移動中の快適さは、運転士さんの技に負うところが大きいです。
本当にありがとうございました。
砂津本陣會とは?
廃止路線完全復活祭とは?