地元の西鉄バスを中心に、いろいろな地域のバス路線風景を記録していましたが、当方都合により過去記事は非公開になりました。西鉄以外の地域にもすぐ行きたくなるので、どこかで「九州路線バスの旅」とでも改名しようかと揺らいだこともありましたが、たぶんずっと「西鉄」の名前を消さずにいると思います。最終的に回帰するのは地元ってことでしょうか。でも子育てが終わったらどこかに移住したい気持ちもありますね。

2010年08月06日

水湛~水迫

水湛~水迫水湛~水迫
「水湛」。「みずたまり」と読みます。
三差路のつきあたりにバス停が立っています。


水湛~水迫水湛~水迫
斜面を流れ落ちる水は勢いがありますが、
周囲に池などが見えるわけでもなく、何が水たまりなのかはよくわかりません。
緑の鮮やかな場所です。


水湛~水迫
バス道路は、ここから蛇行しつつ下っていきます。


水湛~水迫
そして、驚くほど狭い橋が右手前方に見えてきます。


水湛~水迫水湛~水迫水湛~水迫水湛~水迫
橋を渡るために車体をまっすぐに向ける技術、すばらしいです。
写真で見るより実際に乗っている方がずっと、
橋ぎりぎりをバスが走っている感覚になります。
渡るとすぐに右にカーブし、急な坂道を登りきると、


水湛~水迫水湛~水迫
田園風景が開けます。ただし、バス道路は一向に広くなりません。
そのまま農家の倉庫かなんかに突っ込んで終わりそうな道です。


水湛~水迫水湛~水迫
でも田んぼにそって坂を進み、民家の脇を抜けると、
そこに「水迫」のバス停が立っています。
ここまで来てやっと、ああいま走ってきたのは本当にバス通りだったんだ、
と得心するような場所です。
だいたい、グーグルの地図に道路が描いてありませんから、この辺。

このあたり、もともと産交のバス路線があったのを町民バスが引き継いだのではなく、
町運営のバスが走るなら町内の集落を均等に廻ろう、というコンセプトで、
最近になってからバスが走り出したエリアなので、
もともとの道路整備にバスの想定がまったくないのが、
隘路趣味の観点からすると路線として非常に面白いつくりになっています。
運転士さんにとっては苦難の道でしょうが。

冬場は路面凍結という要素が加わるので、
さらに命懸けの区間になります、と運転士さんがおっしゃってました。
ならば、次は年末年始か来年の建国記念日あたりを狙わねばなりますまいw



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Posted by ちょんびん at 07:07 │産交バス
この記事へのコメント
5/28SUNQパスの旅二日目は高森の草部南部(くさかべなんぶ)線に挑戦しました。博多発5:54の「ひのくに」から「やまびこ」「南阿蘇ゆるっとバス」と乗り継いで高森到着です。まず色見循環線に乗り高森温泉館で下車。次にやってきたのはリエッセ、フレインとアスカからは荷物を一杯持ったお年寄りが11名乗車し車内はいっぺんに賑やかに。高森中央からも乗車があり私を含め13名でいよいよスタート。週二回しか走りませんので地元のお年寄りには重要路線なのですね、いい乗車率です。高森からすぐに国道265線に入ると思ったら脇の狭隘道路をくねくねと曲がりながら登り265号に入ったのにはちょっと驚き。
前日泊ヶ内に感動したばかりですが草部南部線はさらに上を行きます。管理人さんの言葉をお借りすれば「役場前、駅前、商店街、峠道、トンネル、山間の集落、隘路、複乗、 田園風景、バイパス疾走、旧道への分岐、循環、全て揃っております。」まさにその通りで全く飽きることはありません、「すごい、またまた感動した!」ということです。取首で国道325号に出た時はもう終わった気分でしたが、なんのなんのこれから50分まだまだすごいところを走るのです。距離も約60㎞、これを二時間かけて走るのですから時間・距離を含めたトータルで狭隘路線NO1と言えます。高森からは山都町ふれあいバスで馬見原へ。このバスで注意すべきは両替機もなくおつりも出ないこと、乗る時は必ずぴったりの小銭を持つことです、ここの運転士さんがいい方でした。馬見原からの熊本バスは国道をひたすら走り、交通Cからひのくにで博多へ戻りました。今日はさらに感動です。
Posted by せいやま at 2015年06月05日 00:03
長距離をお疲れさまでした。草部南部は、鉄板ですから(笑)。
利用客数的には、もうすこし大きなバスでもいいくらいだそうで、
でも道路幅の影響でリエッセが限界という状況ですから、
それはそれは、険路好きには堪らない路線です。

生活路線を、趣味で乗ることには批判もあるかもしれませんが、
観光地ではない南阿蘇を感じるという意味でも、
ここはバス乗りさんにはぜひ一度体験していただきたい場所です。

かく言うワタクシも、基本的に北部九州しか知らず、
それもまだ路線の経験率でいえば半分にも満たないですから、
きっと日本全国には、もっといろいろな楽しい場所があるのでしょう。
とりあえず死ぬまでに全部経験できそうにないので、
楽しみが尽きることもなく、幸せなことです。
Posted by ちょんびんちょんびん at 2015年06月05日 16:01