2012年02月08日
土岩屋
この建物が、衣料品店として機能していたのは、いったいいつ頃なのか。
旅館のような佇まいの建物と、大きな木の先に、
三叉路があって、バス停。
「土岩屋」。
以前は中津からここまでの直通バスがあった、という話を伺いましたが、
これまたいったいいつの時代の話やら。
院内町内のコミュニティバス、ふれあい号のバス停もあります。
走りだした当初は、設備も簡素なものだったのでしょうか、
カーブミラーに昔の時刻表がくくられています。
バスの終点としてふさわしい眺め、商店の跡。
地元の建設会社が周年記念に寄贈した傘立て。
野村建設は、現在も下恵良に健在のようです。
この先、右が土岩屋の集落。
左の羽馬礼方面に進んで、すこし高い場所から眺めたほうが、全貌がよくわかります。
けっこう家の数はあるんですが、バス需要はすでに失われたのでしょう。
西椎屋や大坪から南院内小学校までバス通学の子どもたちも、
バス停までは家族が車で送ってきていますし、
帰りにクラブ活動などがある日は、バスに乗らずお迎えだそうですから、
「バスで通う」という経験に価値観を見出した親が特別に子をバスに乗せているだけで、
自分で学校まで送迎したほうが手っ取り早い、という時代なのかもしれません。
自分がここに住む親だったら、喜んで子どもをバス通学させるでしょうか。
定期券の金額によっては、ツマが車で送り迎え、って選択になるかも、確かに。
Posted by ちょんびん at 07:07
│大分交通